「変調する中国経済にどう向き合うか」葉千栄教授のお話し

毎年の静銀主催の「新春講演会」は有益な情報を頂いて、有難く感じています。預金もほとんどなく、借り入れも全くなく、良い顧客ではないのに、申し訳ないと思っています。企業の社会貢献活動として有難く頂いています。

さて、掛川会場では日中問題の講演でした。県内5会場で開催されますね。
興味深い言葉を紹介して報告に替えます。順不同
1)日本は中国と韓国に負けました。「負けたことを自覚すべきです」日本は、追い付き追い越せが得意です。自覚をもって再スタートしてください。必ず経済を強くしてください。経済が強くなれば外交力も国防力も強くなる日本です。
2)尖閣問題から発展した日中の摩擦。この状態が続きどちらが不利かと言えば中国。この状態から抜け出す働きかけは双方からしていくはず。3月にはまた自動車販売も元に戻ると推測。
3)反日デモは、貧富の格差と共産党の汚職への反発で、富裕層や知識層は反日デモに加わっていない(日本車を買う層はデモに参加せず)習近平政権は政治改革なしに政権運営はままならなくなるはず。
4)日本のパワーは世界の魅力=社会のモラル・日本のアイデンティティー・文化の高さ・文化力。これらが日本の最後の砦
5)南方週末を支援し、毎日七万を超すツイッターアクセスとか。元編集長は数百万人とか。(中国の民はスゴイ迫力)
6)中国では石原前東京都知事にチャンスを与えてもらった、石原に感謝という会話があるそうで、尖閣の棚上げを下し領有権を主張できるようになったとしている。国有化ではなく、名義変更と言えば良かったと思う。新たな棚上げが必要、国際司法裁判所にゆだねるという棚しかない、30年も審議に時間がかかるそうで、3000億ドルの貿易は早く再開した方が両国の為。
7)中国に進出している企業にアドバイス=ブランドは日本、生産は中国と、経営者達は伝えよう、日本とともに中国があることを中国工場の社員に教えるべき。

親日家であり中国を愛し、日中の互恵関係を推進する人材である先生のお話はとても時宜にあって興味深かったです。

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