静岡県の経済が上向かない、工業出荷高が群を抜いていたのに

 以前から心配していたことです。数日前の県の新予算の解説記事が新聞にありましたが、ものづくり県静岡の経済を「異次元」の施策をもって反転させるような予算を組んだとありました。少し厳しいですね。

 過日の新聞で、なるほどと思う記事がありましたので切り抜いてあります。「電機凋落と2つの誤算」というタイトルです。
 多くのエコノミストの誤算は、①大幅な円安のもとで輸出が伸び悩み、輸入増加で貿易赤字の拡大が止まらないこと。(・・企業の海外生産拡大で輸出が伸びないということより、最大の要因はエレクトロニクスの輸出が伸びず、スマートフォンの輸入増もあって電気製品の貿易黒字は消滅しつつあること。世界での競争力は低下の一途)②物価上昇率のテンポが予想以上であること。これは原料の輸入高が主要因と思われているが、もはや輸入材となっているハイテクの耐久消費財の価格が皮肉にも円安で価格が上昇していること。
①と②どちらの誤算も電機の凋落から来ていることになります。円安が金融緩和だけで導かれたのではなく、必然の経済環境から生まれたものであったのかもしれない。そして円高のトレンドは終わりを迎えていて、国力が低下していることを感じてしまうのです。

自動車産業が好調であるものの、新聞記事のエコノミストの誤算的な考え方をみれば、もっと早くもっと早く、県の産業の構造改革を求めていかなければ、人口の流出も止まらなくなります。
青少年へ夢を抱いてもらえるような社会になるようピンチをチャンスに変えていきたいものです。。

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