ずーっとこの頃、記事を集めている「電力の小売り自由化」 目が離せない

 地域の電力会社は、すごいです。風林火山のごとく素早い。
原子力発電の割合が10%強ということで、他の電力会社より身軽だったせいか、方針の転換が早いように見えます。ガス会社との呉越同舟的天然ガス供給のパイプライン共同建設や、東京都内への電力供給などなど、多彩な手法を取り入れています。それも、近づく本格的電力の小売り自由化(2016年)へ向けての布石でしょう。
 
 一方、「新電力」と言われている、企業や自治体なとの大口利用者に電気を小売りしている事業者の存在感は大きくなっています。経済産業省に届け出があった数は今年9月で100社に到達。今後も増える見込みのよう。
NTTグループ・Tガス・Oガスが出資する会社(A社)は、年間の販売電力量が沖縄電力をしのぐ水準だと知りました。
 
 既存の電力会社より、電気料は1割ほど格安な料金のようです。ですからT電力では12年度に7000件、13年度では5か月で4550件が流出し、新電力へシフトされたようです。(内外情勢調査会JTOPより参照)
 自前の送電網をもたない新電力には、まだまだ厳しい環境ではありますが、20年には発送電分離が予定されていることから、競争の条件も平等化になり、ますます電力環境は変化著しいと推察できます。
 
 本当にワクワクする将来展望です。どんな未来像ができるのか楽しみであり目が離せません。
 
 

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