強い日本は本当に取り戻せるのか

 自民党政権になってよい景気になりつつあるようで、よろしいですね。日本には冷戦時代のベルリンの壁崩壊からイデオロギーの論争はほとんどなく、憲法にある国民主権の「民主」、民主主義における自由経済路線は民主党であっても自民党であっても同じですね。

 それにしてもアメリカとの外交やTPPのことでも、それを裏で支える官僚の活躍が推察されて、本当に民主党になかった手腕を見せていただいています。民主党はアメリカにも官僚にも愛されなかったのですね。(こんな簡単な言葉で表現できる問題ではありませんが、、)
 アベノミクスも好調で株は上がり、円は安くなって輸出関連企業の経営は素晴らしい利益を創出。私たちが危惧していた金融緩和はこれでよろしいのでしょうか?小泉内閣時代の景気成長期にも2%の物価上昇にはならなかった日本が、2%を実現するには巨大な緩和が必要なのでしょう。円は100円を超えてしまうかもしれません。ガソリンや食料の値上がりは確実に生活に入ってきました。

 17日の経済新聞の日曜日に考えるの中で、「アベノミクスの死角は」というテーマで記者に答えているマーティン・フェルドシュタイン氏(ハーバード大学教授)のインタビュー記事がありました。一番心配されていることはアベノミクスの先には、長期の金利上昇があって、財政再建を阻むと指摘されていました。~今でも財政破たんしているという方々がおられるのに?~

 日銀の新しい総裁も決まります。少子高齢社会の日本の経済運営は世界中の興味の的でしょう。この金融政策は本当に私たちの国を強いものにするのか?よく見せていただきたいと思っています。世界で初めてする金利を上げない金融緩和政策ができるのか。私たちは、経済学のライブでの学習が始まります。

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