明日をシェア・障がい者福祉政策の権限移譲

5月以来、ブログ以外の政治的活動報告を怠っていました。2か月半のご無沙汰です。
この間、世界的に様々なことも、国内でも選挙もあって、大きな動きのあった時期でした。良いことが少ない中で、昨日は東京の上野の国立西洋美術館の世界文化遺産登録という久方ぶりの朗報。なんと登録まで国内の10年以上の活動だったとか。
7か国17のル・コルビュジエの作品群の登録、その中の1つが国立西洋美術館。1950年代、建築の革命的巨匠なのでご存知の方が多かろうと思いますが、金閣・銀閣の様に建造物ではなく建築家に視点を当てた建造物の登録は、きっと難しくこのような7か国の連携を生むに至ったのでしょう。
難しく困難なことは何より「連携」が重要ですね。
さて、本日の本題です。私の議員在職中に今から申し上げるような課題を市民から陳情されたことがなく、もう少し早く分かっていれば以前から活動させて頂きたかったと思い、自分のアンテナの低さを悔みます。障がい者就労継続事業における許認可権が県、許可が下りますと利用者の窓口が市町となり、その仕組みに大きな問題を感じています。きっとその点は問題だったのでしょう。結論から申せば、その許認可権も市町に移譲されるべきものと考えています。それを提言するのは現行の方式の法的根拠の調べなどまだまだ足りませんから今後調査の予定です。
市町では、障がい者就労先が足りないと言いますが、事業所の設置の方法や、その運営についてほとんど情報がありません。県の許認可だからです。そのため、様々な問題が生じています。いまどき珍しくなった昔からの県・市町の構図。市町の実情に応じた事業所との協働ができにくいし、障がい者の皆様の個性を伸ばしきれないのではないかと危惧しています。将来的に、中学校区に2~3つぐらいの多様な事業所ができることが、障がい者福祉には望まれるはずです。此のボトルネックを外さないと先に進まないと考えています。
このようなことは、まず「連携」が大事です。しっかり着実に多くの皆様を巻き込んで活動していきたいと思います。

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