第3章 女性議員の活躍

この「女性議員のすすめ」 は思いつくままにいろんなテーマで書いていきたいのです。今日はこんなことを書きましょう。
第3章 (3)女性議員が地域住民と道路を創るには

 かつてはハード事業をどれだけ地元に持ってくるかを競争する議員活動がありました。確かに、「この道路やあの橋は私が造りました」と支持者に見て頂きたいと思うのは人情でしょう。目に見えるものしか、市民にはわかりませんし、政治活動の成果としてとてもわかりやすいです。苦しい選挙を応援してくださった支持者にも報いたいという議員の気持ちもわかります。
 現在、公共事業費は大幅に削減されて、ハード事業の誘導は至難の業です。「予算がないので」という行政マンの言葉をそのまま市民に返さなければならないほど。議員は、目に見えるものを提示できない実情です。
 議員が後援会活動としてゴルフ大会やグランドゴルフ大会を主催し、ご自分の姿をお見せするという方向になるのも、議員活動の可視化ができにくいので、そうされるのかと想像することもあります。
 女性議員は、要望書の提出や説明だけではなく、地域住民と協働活動を展開します。全く0ベース、正確に言えばマイナスベースから始まります。できない理由を行政から伺えば「やらない」となりますが、それでも「やる」となれば厳しく時間がかかる活動の始まりです。
一般の生活道路の改良には1mあたり90万ぐらい、政治的に必要な(合併道路・産業振興・物流基盤等)高規格道路の新設に当たっては1mあたり450万円ほど予算が必要だとかつて聞いたことがあります。(平成20年前後)道路はその道路の性格上規格水準が異なるのです。
 道路を創る「方程式」はあります。
「方程式」があれば短時間でできるのではありません。「急がばまわれ」のごとくです。
 私は何本も道路活動をさせて頂きました。私個人の表現ですが「方程式」は、実践でわかってきたものです。この場では白板もないことから、また出前講座として呼んでいただければ、ご説明します。
 昔も今も、政治の要諦は、「水」と「道路」だと言う方があります。ソフトが大事な時代ですが、ハードが大事になることも。女性議員はその道路の存在意義を鑑み、粘り強く活動していくのです。

カテゴリー: 女性議員のすすめ   パーマリンク

コメントは受け付けていません。