台湾は何故女性総統を輩出できたのか

 HPとFBの接続において、思っている方向と違っていて、修正ができないまま今に至っています。随分この活動報告を書かずじまいで反省しています。怠慢をお許し下さい。
夏の暑い盛りに、議員会館で行われた女性の政治参画を考える院内集会に参加していましたので、詳しく報告をしたかったのですが、、、只今タイムリーかな?と思い、書いてみます。
 蔡英文氏は経歴を見れば、国家を指揮するにふさわしいほどの人物でしょう。では蔡氏が有能であったから総統になられたのでしょうか?それが大きな要因であることは言うまでもないことですが、それだけではないと感じています。
 先述の講演会の講師は「台湾は何故アジアで2番目に女性議員が多いのか?~議席割り当てと候補者クオータ~」という演題で話されました。講師の資料によると、台湾は女性議員の割合が33.6%で世界で30位、アジアでは2位、日本は9.5%で世界の154位、アジアで12位(2015)。
 台湾では1994年憲法を改正し、政治的に制度設計をして女性議員を増やしていると考えられます。なぜなら、日本と同じように社会文化は男女平等ではないようです。相続において男子がほとんどであることを見れば男女平等ではありません。日本もいまだに様々な場面で男女のとらえ方は昔からのものを引きづっています。地方選挙をみればよくわかります。こういうお国柄でありますから、あえて、制度という強力な圧力によって女性絵議員を増やすことも、一つの方策だと思います。諸外国に見習うことも大切でしょう。
 講師はこの7月の時点で蔡総統誕生に言及しておられました。女性としてその可能性をフルに発揮され、私達に勇気を与えて頂きたいと思います。とかく男性議員は業界代表のような趣を感じることがありますが、女性はクリーンです。どこまでもクリーンであるのです。
 

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